泣き虫パンダと慰め役のセバスチャン

不器用な新人社会人が世の中を生き抜くための処世術

変化を拒めば残るは衰退

昨日は仕事がしんどくて休んだ日の心境を載せました。

次の日から仕事に行った私でしたが頑張ろうと言う気持ちを簡単に打ち砕く出来事が起こったのです。

今日は私が辞める決断をした時のやりとりです。

 

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今日は給料日のはずなのに帰ってくるパンダの足取りは重い。

「給料また下がってた…。先月そんなに残業してなかったからしょうがないのかもしれないけど。はあ…ちょっと今月厳しいかも。」

「残業代でそんな左右されるの?」

「うーん、結構変わるよー。残業代全くつかなかったら正直生活できない。」

今月は貯金できないなーとガックリと肩を落とすパンダ。

「もう辞めちゃえば?」

「え?」

「前から思ってたんだけど、あなたの職場って嫌味な人ばっかりで人間関係をギスギスだし、人が足りないから1人の業務負担が大きいし、かと言って新しいやり方は認めないし、それで給料が残業ありきじゃないと十分に出ないって、ハッキリ言ってそこにいる必要ある?仕事に行く度にブスになってくあなたを私はもう見たくないわ。」

ハッキリ真っ直ぐな視線でそう伝えてくるセバスチャン。

その表情を見ていると、どうやら彼は冗談や軽いノリで言ってるわけじゃないようだ。

「そりゃ、今すぐ辞めたいけど。生活があるじゃない?せっかく就職したのに、また新しいとこに行くのも…。」

「貯金もちゃんとあるんだし、お金は一時的になくなっても働けばいずれ増えるわ。今のご時世そりゃ再就職できるか不安になるのは分かるけど、このまま今の最悪な現場にいるより、まずは何か行動をして嫌な現状を脱する方がずっといい。それともこのままいつまでも低い給料で精神的にボロボロになりながらも働き続けるの?」

「それは…。」

「人生は一度きりよ。悔いが残らないようにしなさい。」

 

*

とまぁこんな感じで自分の中で辞めたい気持ちと、次の就職先も決まってない状態で先に辞めてしまう恐怖の間で葛藤していました。


人は現状を維持することで安心を求め、無意識のうちに変化を拒むように出来ているそうです。

変化するということは自分の知らない未知の世界に身を投げることでもありますから当然と言えば当然ですね。

下手したら自分の命を脅かす危険性もある大変な恐怖なんですから。

でも、本当に現状維持だけが自分の身を守ることになるのでしょうか?

 

自分の知らないうちに体や心をボロボロににされ、死にたくなるくらい苦しく、息が詰まりそうな環境に本当にしがみつく必要があるのでしょうか?

 

どちらにせよ命を脅かす危険性があるなら、新しい可能性がある方に賭てみても良いんじゃないか。

 

 

こうしたやりとりを経て、周りにも相談し退職届を出すという決断に至りました。