嘘松は切り倒せ
記事が何故か消えたので2回目です。
あいぽん投げ捨てようかと思いました。
今日イライラしたことを書いたのですが、記事が消えたことで、イライラが更新されそうです。
でもとりあえず、もう一度書きます。
*
イライライライライライライライラ
パンダが歩みを進めるたびに、そんな効果音が聞こえる。
心做しか、目の光も無くなっており、死んだ魚のそれだった。
「何かあったの?」
「ぶち(自主規制)奴がいる」
口が悪い。
「首根をもって、アスファルトというアスファルトを(自主規制)」
口が悪い。
「ボールペンの先で、眼球(自主規制)」
「何があってそうなったのよ。」
これ以上、パンダの口から悪い言葉を出させまいと、セバスチャンは話を聞こうじゃないのと優しく寄り添う。
「私はこの世で、嘘をつかれることが1番嫌いなの。」
そこからパンダは今日あった最悪の出来事をつらつら話していった。
話をまとめると、どうやら職場で誰かに嘘をつかれたせいで、周りから少しだけ白い目で見られたらしい。
良識のある先輩から誤解を解いてもらい、その噂は一瞬ごく一部で広まっただけであったが、自分の見覚えのないことで、自分の知らないところで冷たい視線を向けられた事実が、この日一秒でもあったかと思うと、イライラが止まらないとのことだった。
「なるほどね。まぁ、気持ちはわからないではないけど。」
セバスチャンは一通り話を聞いて、困った人ねと呆れたように笑った。
「でしょ?だからどうにかして社会的に(自主規制)」
この間まで嫌なことがあったら、ビービー泣いていた泣き虫パンダとは思えない逞しい答えである。
「あなたがそこまでいうなら、そんな嘘松切り倒しちゃえば?」
「よし!じゃあ、ホームセンターにいってチェーンソーを…」
「もちろん物理的にじゃないわよ。」
しかし、少々毒気がありすぎる。
「その嘘が一瞬でも広まったのって、周りがその嘘を事実だと思ってもおかしくないって事実があるからよ。」
「私ってそんなに悪い人に見える?」
「そういうことじゃなくて。なんていうだろ。人って、分からないところがあればあるほど、入ってきた情報で先入観を組み立てていっちゃうのよね。」
確かに、職場の新人であるパンダのことを、周りはまだちゃんと理解できてない。
「だから、あなたも若いし、もしかしたらそんなことがあるのかもって信じやすかったのかもね。」
「くそ迷惑な話ね。」
「それと嘘ついた人から、こいつは少しくらい嘘ついて意地悪しても良いでしょ。って舐められたっていうのもあるかもしれないわね。」
人は自分に自信がないと、弱い立場の人を見下して自分の地位を確立しようとする。
「そんな人を薙ぎ倒すには、周りからの圧倒的信用をまず得ることね。あの人はそんな人じゃない。そんなことしないっていう信用を得られたら、そんな嘘は広まらないし、逆に嘘ついた人がなんでひどい人なんだって逆に貶められるはずよ。」
そうやってプライドや、その人が培ってきたものを切り倒してやるのとセバスチャンは言う。
「なるほどね。そのやり方だったら法には触れないもんね。」
ここでようやく正気を取り戻してきたパンダである。
「だから、一生懸命働きなさい。最低でも人の倍は頑張りなさい。」
これも強くなる第一歩よ。とセバスチャンの言葉に、パンダはふぅっと息を吐くとニヤッと笑った。
「そうね。じわじわヤるのもアリね。」
「やるのヤが殺じゃないことを祈るわ。」
*
はい、ということでほぼ愚痴でした。
ですがあんまり口が悪いとお嫁にいけないので、この辺にしときます。
なので明日からもっと真面目に働きます。
嘘松を薙ぎ倒すチェーンソーを、準備しなきゃいけないので。