泣き虫パンダと慰め役のセバスチャン

不器用な新人社会人が世の中を生き抜くための処世術

年下の男の子

今日は、私の恋愛観について話していこうと思います。

というのも、私も24歳の女子。友達と集まれば、恋愛話をするのがほとんど恒例の流れになるのですが、そもそも今現在、恋愛どころか、恋すらしてないし、恋をする相手にも出会えてない、出会える気配もない。なんて生活を送っています。

ですから話が私のターンになると、ほとんど「こんな人に出会いたいなー」「こんな人がタイプ」のような理想の世界で話すしかありませんでした。

 


悲しい話ですね。

 


しかし、そんな感じで話していると、ふと自分が思う理想の恋愛ってなんだろうって思い始めました。

そしてこれを機に、自分がどんな恋愛をしたいのかを、どんな自分で恋愛をしたいのかを改めて考えてみたので今日はそんな話を赤裸々にしていきたいと思います。

どうか皆さん温かい目で私の妄想にお付き合いください。

 

*


友達との食事会から帰ってきたパンダは、年下の男子が恋愛対象に入るのか、入らないのかという話で盛り上がったとセバスチャンに話していた。

「そもそも、年下、年上にこだわるのは何なのかしらね。」

「うーん、女性は守られたいし、男性は守りたいからとか?」

「だったら、どっちが下でどっちが上でも成り立つでしょ。」

年下男子は頼りないからじゃないと返すパンダにセバスチャンは「それはあるかもね。」と返す。

「友達が年下の男の子と会話してると、カッコよくてキュンって感じじゃなくて、可愛くてキュンってことが多かったみたい。母性本能擽らられる的な。私はちょっと無理だけど。」

「年下が無理ってことではなくて?」

「年下でも良いけど、それを感じさせない人じゃないと嫌かも。」

パンダはちょっとでも気を抜くと、スライムのような自堕落な生活をしてるので“しっかりしている人”というのがまず第一条件となるようだ。

「見た目は気にしないの?」

「そりゃ、かっこいいに越したことはないけど、結局好きになった人の顔が好きって感じ。清潔感があって自分が好きになれる容姿なら。」

見た目にはそこまでこだわりのないパンダ。

「性格は?」

「優しくて誠実で、嘘つかない人がいいかな。あとはクールで、あんまりベラベラ喋らない人で、でも話したら面白い人で、ニコニコ笑って話を聞いてくれる人で、地頭が良くて、男気があって、金銭的に余裕があって、お金の管理はちゃんとしてて、でも、ケチな人は嫌。運動神経は絶対いい人がいいし、筋肉質で肩幅が広かったら最高、身長は170~175㎝くらいで、シンプルなおしゃれができる人がいい。あとは死んださ…」

「ちょっと多すぎない?」

「そう?」

「あと最後の死んださって何?」

「死んだ魚の目をした女装が似合う人。」

「誰のこと言ってんのよそれ。」

数分前に「見た目には拘らない」と言ってたくせに、後半ほとんど見た目の理想を羅列していたことに本人は気づいてない。

「そんな人なかなかいないでしょ。」

「やっぱり理想が高いのかな?」

パンダの理想は高いというよりピンポントすぎるので、なかなかこの人いいなと思うことがないのも、現在パンダに彼氏がいない理由の一つであるとセバスチャンは思った。

「そこまで理想をいうのは悪いことではないけど、だったらあなたがその理想に見合う女性にならないとダメよ。」

「理想に見合う女性?」

「そう。理想が高いって言われてる段階は、自分がその理想像に見合ってないからそうやって言われるの。誰もが、あなたのことをいい女だなと思えるような素敵な女性になれば、誰も理想が高いなんて言わないし、自分でもそう思えるはずよ。相手に求める時は、まず自分からよ。」

そう言われてパンダは、まずはだらしないお腹を引っ込めなくちゃいけないなと痛感するのであった。

 

*

 

妹のシーちゃんとも話したことがあるのですが、理想は高くもっていることは悪いことではなく、寧ろ理想を下げて妥協した恋愛ダラダラするくらいなら、しっかりと自分が好きだなと思える相手と恋愛をしたい、と私は思っています。

 


こういう話をすると、まだまだ若いからとか、青臭いなと思われるかもしれませんが、本当にその通り。

でも、まだまだ若くて青臭いうちはこうやって理想を追い求めて、自分が納得できる素敵な恋愛をしたいと思っています。

 


その方が絶対楽しいですから。

 


ですから、理想に見合う女性になるための努力は全力でしていきたいと思います。

そして、夏目さんと付き合うなら僕もしっかりしないと!と思ってもらえるような女性になります。

 


そそたらきっと私の白馬の王子様が迎えにきてくれるはずですから。