泣き虫パンダと慰め役のセバスチャン

不器用な新人社会人が世の中を生き抜くための処世術

やっぱり逆立ちは出来るようになりたい

昨日は苦手を克服しなくてもいいというお話でした。

諦めが肝心と言ったところでしょうか。

でも、それじゃあちょっと寂しいんじゃないか。

そんなことを思った日のお話です。

*


先日の件で逆立ちを諦めた様子のパンダであったが…。

「やっぱり逆立ちを出来るようになりたい!バシくんみたいに!」

「あなたバシガールすぎるわよ…。」

単純オタクであるパンダの浅はかな行動にやれやれと言った様子のセバスチャン。

「あなたがよっぽど石橋さんのことを好きなのはよく分かったわ。でもこの前みたいにいきなり壁に向かって蹴り上げるようなやり方はいくらなんでも効率が悪すぎよ。本当に逆立ちを出来るようになりたいなら、まずは近くの目標をクリアすること。例えば筋トレをして腕の筋力を上げたり、バランス感覚を掴むために壁倒立の練習から始める、とかね。」

「壁倒立ってこの前やってたのと何が違うの?」

「この前やってたのは、お腹が壁と反対側にあったでしょ?壁倒立ってのはお腹と壁が対面した状態で、四つん這いから徐々に足を上げていく方法よ。倒立の角度も調節しやすいし、逆立ちの恐怖感も和らぐからハードル低いのよ。」

この情報はガッツリGoogle先生からのご教授である。

苦手克服しなくていいとかいいつつ、ちゃっかり調べてあげてる優しいセバスチャンである。

「あとは練習あるのみね。」

「…ちょっと意外。あなたには出来ないんだからもう諦めなさいって説得されるかと思ってた。」

「馬鹿ね。あなたを励ますために私がいるのよ?私があなたにそんなこという訳ないでしょ。それに、この世に出来ないことなんて何もないのよ。大抵は、出来るまでに膨大な時間がかかるからできないと錯覚するか、出来るようになりたいと思わないからやらないのどちらかなのよ。」

「よし!じゃあまず腕立て伏せから!いーち…」

腕立ての姿勢になってそこから動けないパンダ。

「あなた、腕の筋力ないんだからまずは膝ついてやりなさい。」

 

*


何回もブログ内で名前を出させて頂いてる四千頭身の石橋さんですが、私は不器用で運動神経も悪いので、サラッと運動が出来て、とにかく器用になんでもこなす石橋さんの多才さに強く憧れてます。

同い年ですし。

ですから少しでも同じことができるようになりたいという気持ちから、これだけ逆立ちに拘っているのです。

前回のブログにも書きましたが、逆立ちなんて出来るようにならなくても生きてはいけます。

でも、どうしても出来るようになりたいのです。

だったら、時間をかけて苦手を克服するしかありません。

一度そう決めたらどうやったら出来るようになるかを考えていきます。

苦手意識が強く、乗り越えるのが困難な壁は少しずつ攻略するやり方が1番。

最初から壁を飛び越えようとするのではなく、壁の高さを変えてみたり、梯子をかけてみたり、壁の向こうから手を引っ張ってもらうのも一つの手です。

それで壁を乗り越えることができれば、見事苦手を克服!

手間と時間はかかり、時には人に迷惑をかけるかもしれませんが、これで一応苦手を克服することはできます。

この世で唯一出来ないのは、出来ないことの証明。

あなたに出来ないことなんてないんですよ。