泣き虫パンダと慰め役のセバスチャン

不器用な新人社会人が世の中を生き抜くための処世術

世界は可愛いでいっぱい

さて、ここで明日使える雑学を一つ。

実は、可愛いという言葉は世界で通じる日本語だって知っていますか?

 


海外では「kawaii」と表記しますが、この可愛いという言葉、20世紀最も世界で流行した日本語だと言われています。

 


へーと思ったそこのあなた。

明日友達に話してみてくださいね。

 


今日は私の仕事の話ではなく、その可愛いについて私が思っていることを綴ります。

 


*

 


今日のパンダは鏡を見る度にため息をついている。

「もう!陰気くさいわ。なんなのよ!」

「別にー、なんでもないよー。ハア…。」

「あなた、私に隠し事しようってったってそうはいかないわよ?あ、そういえば今日女の子の日2日目でしょ?」

 

 

 

ギクリ。

 

 

 

「もう、分かったよ…。でも、絶対笑わない?」

「笑わない。」

「絶対?」

「絶対。」

「…じゃあ、白状します。」

「よろしい。」

そういうとパンダはふーっと息を吐いた後こう続けた。

 

 

 

「紙やすりが可愛すぎる…。」

「…は?」

 

 

 

目の前の人物は果たして何を言ってるのか、と言わんばかりの疑問符にパンダは慌ててこう答える。

 

 

 

「いやいや、紙やすりって言っても物じゃないよ?ほら、今日たまたまYouTubeでkougu維新っていうコンテンツを見つけて。そこにバシくんが、あーバシくんってのは四千頭身の石橋さんのことね。バシくんが紙やすりっていう男の娘の役で出てきて、それが可愛すぎて。ピンクのキャワワな髪型にキリッとしたお顔、キュートなピンクメイク…可愛いの擬人化かってくらい素敵でさ。その後、自分の顔、鏡で見たら、あれれー、おっかしいーぞー?最近ニキビも出てきたし、食欲も止まらないから顔パンパンだし、かと言って仕事で疲れて動く気にもなれないし、そう考えたら紙やすりに可愛さ負けてる?って自分が恥ずかしくなって絶賛病み期です。」

 

 

 

ため息の理由がそんな予想斜め45度上とは思ってなかったセバスチャン。

思わずぷっwと吹き出してしまった。

 

 

 

「あー!笑った!…だからいうの嫌だったのにー。」

「ごめんごめん、容姿のことで悩んでるのはなんとなく分かったけど、まさか男に可愛さで負けてるって思い込んで気を落としてるなんて考えもしなかったから。」

ムーっとむくれるパンダにセバスチャンはお詫びの印にと言わんばかりにこう続けた。

「あなたは可愛いわよ。」

「…そりゃどうも。お世辞でも嬉しいです。」

「本当よ?だいたい他人と比べる必要なんてないのよ。十分可愛いさを持ってるし、もっと可愛くなろうって努力してるのも知ってるし。あとね、相手が可愛いからって、自分がブスってことはないわ。あの人可愛い、私も可愛い、皆可愛い。これで良いの。世界は可愛いで溢れてるんだから。」

そんなセバスチャンの言葉に、少し恥ずかしくもありながら、嬉しく思うパンダの口角は自然と上がっていた。

「女の子の日は落ち込みやすいわよね。でも、もっと可愛くなるための良いデトックス期間だから、そんなに気を落としなさんな。」

「よーし!こうなったら今日は紙やすりのメイク研究するぞー!あ、四千頭身の新しい動画上がってる!早速見なきゃ!」

オタクは単純でいいなと思うセバスチャンだった。

 

 

 

*

 


ちなみに今回ここで出してる四千頭身の石橋さん演じる紙やすりは、本当に可愛いのでぜひ見てください。

👇kougu維新のテーマ 紙やすりVer.

https://youtu.be/hWZw_RFYe0E

 


今回のように男性が女の子のような格好をしたとき、そのYouTubeのコメント欄で、

「○○○私より可愛くて女辞めたくなった。」というコメントをよく目にします。

 


かつての私も、今日記事に書いたように、そのコメントと同じようなことを思ってました。

 


でも今では、そもそも「可愛い」という概念は比較基準となる程貴重な概念なのか?と私は思っています。

 


可愛いは作れる、なんてキャッチコピーがあるが全くその通りで、今の時代メイクやヘアスタイルで誰でも簡単に可愛いを作り出すことができます。

 


だとすれば、可愛いを誰かとの比較基準とするのではなく、自分を好きになる肯定基準にするべきだと私は考えるようになりました。

 


もう一度言います。

世界はkawaiiで溢れています。

あなたもそのうちの1人ですよ。