泣き虫パンダと慰め役のセバスチャン

不器用な新人社会人が世の中を生き抜くための処世術

逆転の発想

社会に出ると、どんな職場にも必ずいる嫌な人っていますよね。

 

例えば、


細かいとことをいちいち突っ込んでくる人。

言い方が嫌味ったらしく理不尽な人。

文句だけ言って仕事を押し付けてくる人。

自分が正しいと信じて疑わない故に、自分の意見だけ言って相手の意見を聞かない人。

 

などなど。

 

こういう人がいると変に緊張してしまっていつもの自分を発揮できなかったり、嫌な気分で仕事に取り組まなくちゃいけないので1日憂鬱な気分で過ごさなきゃいけなくなります。

 

特に私は、人に対する苦手意識が極端に強いので苦手だなーと思う人がたくさんいます。

 

今日はそんな苦手な人についてのお話です。

 

*

 

休憩中、パンダはお弁当を食べていた。

そばにいるセバスチャンに、嫌いな先輩について愚痴っているようだ。

「もー!毎日、毎日顔合わせるの本当しんどい!」

「どこにでも嫌な人はいるとは言え、ちょっと曲者揃いよね。それに加えて、あなたの職場は出来たことに対して褒めるってことをしないんだもん。ガラスのハートのあなたから毎日バリンバリン音が聞こえる。」

生粋の現代っ子であるパンダにとって昔の「なにクソ根性」で頑張る、なんて考えは埃をかぶっている。

「はー、休憩そろそろ終わる…。いきたくないなー。」

「でも生きていくには仕事をするしかないわ。そこで働く気があるなら逆転の発想をすることよ。」

「逆転の発想?」

「そう。悪いとこを良いところに変換するのよ。」

「じゃあ、どうでもいい細かいとこを突っ込んでくるのは?」

「それだけ細部まで目がいってすごいなー」

「文句ばっかりで仕事を押し付けてくるのは?」

「自分の力量を分かっていて、仕事の割り振りが上手い、自分のことよく分かっててすごい!」

「自分が正しいと思って疑わない、こっちの意見を絶対受け入れないってのは?」

パンダは他人の意見を聞かない人間が1番嫌いらしい。

「まあ、それだけ自分に自信があるって素晴らしいなー。なんて、こんな感じよ。短所は長所になるっていうでしょ?嫌なところを無理矢理にでも尊敬できるところに変換すれば、そのガラスのハートがバリンバリン割れる回数も減るんじゃない?」

 

*

 

こんな感じで、苦手だなーと思うところを、長所に置き換えることで自分の中のネガティヴな感情を、ポジティブな感情に昇華させようとした訳です。


嫌なことを嫌なままにしておけば、心はどんどん苦しくなります。

それに相手に変化を求めても、それが叶うことなんてまずありません。

 

自分が変わるしかないんです。

 

ちなみにこの時

 

私は理不尽で嫌味なことしか言わない人

 

このようなタイプの人を、どうポジティブに変換したら良いか分からず、結局のところ

「自分はこうならないぞっていう反面教師になってくれてありがとう。」

って思うことにしました。

 

これも悪くはないのですが…

何かいい逆転の発想が見つかりますように。