泣き虫パンダと慰め役のセバスチャン

不器用な新人社会人が世の中を生き抜くための処世術

never give up!

諦めない心って、大切。

 

本当にそうでしょうか?

 

なぜ諦めてはいけないのでしょうか?

 

このやり方じゃ効果は見られないから、他のことにチャレンジしてはいけないのでしょうか?

 

今日はそんな話です。

 

*

 

「私には無理だと思うの。」

パンダが仕事のことで、セバスチャンに話している。

内容は、自分にはまだ難しいと思う案件に対して、「上司からは諦めないで、あなたには期待してるから」確か言われない。

感情論ではなく、具体的に考えて欲しいけど…ということだった。

「まだ入って来たばっかりなのに、こんだけしんどい仕事を任されたら、激務に消耗されてやる気も自信もなくなるよ。」

「それ上司には言ったの?」

「もちろん。言ったけどいつまでもクヨクヨしちゃいけない。前を向いて頑張れ。諦めないで。そういう辛い気持ちをわかってるあなただからできることがある。の一点張りでさ。」

なかなか熱い感情を持った上司である。

「…それは、すごい熱血漢というか、昭和のラグビー部の顧問みたいな匂いがする。」

「期待してくれてるのは嬉しいけどさー、私には自信がありませんって言ってるのに、まるで聞く耳を持ってくれないんだもん。一周回って私のことなんも考えてくれてないんだーって感じ。」

こんなことを言ってるパンダであるが、仕事をしたくないとか、楽な仕事だけしたいと言ってるわけではない。

むしろ、自分がこれからの仕事を頑張るためにも、仕事のやり方や量を見直して欲しいという希望を伝えたいのであった。

「せっかく入ったわけだし、イケメンもいるから頑張りたいんだけどねー。心が折れそうなのさー。」

夜職場のことが気になって眠れなかったり、夢で職場の夢を見て慌てて目が覚めてる今のパンダ。

「かなり疲労が溜まるのは、確かに分かるかも。」

「でしょ?でもこんなこと誰にも言えないし。」

その熱血上司は熱いだけあって、まぁまぁ部下からは慕われている。

「だからいい人なのは分かるけど、ソウルとソウルのぶつかり合い!=解決!みたいなノリ、正直苦手。」

パンダは陰キャである。

「いるのよねー。合う人には合うけど、合わない人にはとことん合わないパクチー上司。」

「確かに癖強いけど、パクチーって…。」

「ところでさ、もう1人いたわよね?その人とは別の上司。」

確かにパンダの職場には、もう1人の上司がいて、熱血上司とは真反対のクール系ミステリアス上司である。

「その人に相談してみれば?」

「えーあんま話したことないけど、聞いてくれるかなー?」

「部下の意見を聞くのは上司の義務!嫌でも聞くの。それに困ってる女の子がいるのに、放っておく男なんかいないわよ。一度声かけてみたら?」

セバスチャンの説得もあり、パンダは分かったとダメ元でそのクール上司に声をかけた。

返事は「いつでも話を聞く。」とのこと。

「言ってみるもんだね。」

「でしょ?1人で悩む前に、まずは第三者に聞いてもらうことよ。」

 

*

 

ちょっとタイトル詐欺ですかね?今回。

 

でもここ最近ずっとこの言葉について考えてしまいます。

 

never give up、諦めない心

 

それってただの綺麗事なんじゃないかって。

 

自分の中で答えは出てません。

もしかしたら私が自分に甘いだけなのかも。

 

それでもこのしんどいという気持ちは本物です。

 

誰かこの気持ち分かってくれませんか。