泣き虫パンダと慰め役のセバスチャン

不器用な新人社会人が世の中を生き抜くための処世術

1weekチャレンジ

継続は力なり、塵も積もれば山となる、石の上にも三年。

ここ日本には、どんなに些細なことでも一つのことをやり続けることで、大きな力になることを示す諺が沢山あります。

 


ですから一度決めたことは、何か目的を達成するまでは諦めずにコツコツ頑張ることが大切であることは、小学校で授業を受ける頃にはもうすでにわかっていることだと思います。

 


しかし、人間飽き性でかつ変化に弱い生き物です。

 


ダイエットしようと思っても、筋トレがキツくておまけに筋肉痛。その割に体重も体型も変わってないから3日やればもう終了とか。

 


仕事の勉強しようと思っても、ちょっとした息抜きのつもりでみたYouTubeに徐々に気が引かれていって、いつのまにか横になっていろんな動画をザッピングして勉強を後回しにしちゃうとか。

 


でも現状は打破したい!

飽き性な自分を変えたい!

 


じゃあ、どうしたらいいでしょう。

 


今日はそんな新しいことにチャレンジしたい時のお話です。

 

*


「新しいものを習慣化したい時ってどうしたらいいんだろう。」

パンダがふとそんなことを呟く。

「何を習慣化したいの?」

「甘いもの抜くのと筋トレ。」

つまりダイエットしたいということだ。

「ははん。なるほどね。」

何かを察したようにニヤニヤするセバスチャン。

「…。最近体が重いから絞りたいだけ。」

プラスこの前友達に撮られた他撮りの写真で見る自分に顔がパンパンのパンだったからと反発するパンダ。

「確かにそのぷよぷよのお腹はどうにかした方がいいと私も思ってたから、ダイエットの習慣化は私も賛成ね。」

「でも私続かないんだよね。」

ダイエットとして筋トレをしていた期間はパンダにもあったが、毎日きつい運動をしていた割に、なかなか減らない体重に絶望したのをきっかけに、その期間はジャンプの打ち切り漫画の如く早々に終了した。

「あなたみたいに何かゴールがあって、かつ明確な目に見える達成ポイントがないと続かないタイプは、まず短期間だけやることが習慣化の秘訣ね。」

「短期間だけ?毎日の習慣にしたいのに?」

キョトンと聞くパンダに、セバスチャンはこう続ける。

「そう。今まで失敗してきたのは、ゴールが漠然としていて、あまりにも長期的なものだったから。だから途中で飽きるし、めんどくさくなって辞めちゃったんでしょ?でも仮に1週間頑張るだけって思ったら、ゴールがすぐ見えてるから達成できそうでしょ?」

確かに、きつい筋トレを目標体重に行くまでと考えれば途方もなく長い道のりに思えるが、とりあえず1週間だけ頑張るとなったら来週にはそれのタスクを終えてる自分がいる。

「1weekチャレンジみたいな?」

「そう。とりあえず何か新しいことを始める時はまず1週間だけ頑張る。1週間続けることが出来れば、次の1週間なんて余裕よ。その次の週はもっと余裕。そうやっていったらあっという間に1ヶ月が過ぎるわ。それで1ヶ月頑張れたら、次は3ヶ月は頑張れる。3ヶ月頑張れたら、半年は頑張れる。半年頑張れたら、1年は頑張れる。1年頑張れたら、もうそれは習慣になってると思っていいんじゃないかしら。」

1年間筋トレと正しい食事制限を行うことが出来れば、体重なんてストンと落ちるし体型もみるみると変わっていくだろう。

「でも、決めたら最後。何があっても1週間は絶対に続けるの。10分でも5分でも、決めたら運動をするし、甘いものは絶対に食べない。たった1週間だけでも、そこは頑張るって自分の心を鬼にするの。」

やはりやるならある程度の覚悟は必要なようだ。

「なるほどね。よし1weekチャレンジやってみようかな。」

 

*


実はこのやり方でこのブログも続いてるんです。

最初は毎日投稿して、毎日1記事書くなんて無理だと思ってました。

でも、まずは固く考えないで1週間だけは毎日書こうと思って記事を書き始めました。

そして1週間がすぎた時、あ。書けるかも。という思いが小さく芽生えました。

また1週間、1週間が過ぎていき、その思いは大きく芽吹き、何も思い浮かばなかった日もとりあえずiPadの前に座り考えて、なんでもいいから書くことを続けているとあら不思議。

なんと今日まで毎日欠かさず記事を書くことができているんです。

 


まだブログを始めて1年も経っていませんので、説得力はまだ弱いかもしれませんが、これからもちょっとずつちょっとずつ記事を書くことを続けていきます。

 


何か始めたい時は1週間だけ頑張りましょう。

あとは、1週間過ぎてから頑張りましょう。